リーメントとは。
「リーメントってなに?」
「こまかいことはいいからざっくり知りたい」
という状態になっていた少し前の自分に届け。
リーメントとは。
リーメントとは、会社の名前である。
正確には株式会社リーメントという。
株式会社リーメントはミニチュアをたくさん発売しているので、この会社が発売したミニチュア商品はまとめてざっくり「リーメント」と呼ばれている。
洋風なものも和風なものも企業やキャラクターとコラボしたものも、ぜんぶ「リーメント」である。
リーメントの特徴
大人が楽しめるミニチュアといえば二大巨頭は「シルバニアファミリー」と「リーメント」だと思う。
シルバニアファミリーのほうが知名度は高い。
リーメントの特徴を語るために、まずシルバニアファミリーの特徴について語りたい。
もし初耳という方は「シルバニアファミリーとは。」という記事も書いているのでぜひペラペラっと眺めてもらえたら嬉しい。
シルバニアファミリーを一言で表すならば、王者の安定感である。
まず子供向け玩具とは思えないクオリティの高さ。
つぎにお手頃な価格設定。
そしてラインナップの豊富さ。
同じサイズ感、同じ雰囲気の家具がたくさん発売されていて、それにピッタリなお家やお人形、さらには車まで揃っている。
さいごに忘れちゃいけないのが背景である。
緑ゆたかなシルバニア村に、世界でいちばん心優しい仲間たちが住んでいるという世界観。ここに惹かれる大人も多いのではないだろうか。
さて。
そんなシルバニアファミリーは1985年に発売開始されたわけだが、これは日本のドールハウス文化のはじまりと言っても過言ではない。
先駆者にして2020年現在も第一線を走っているバケモノみたいなコンテンツなのだ。
つまりリーメントは、シルバニアファミリーが作り上げた「ドールハウス」「ミニチュア」という界隈に15年ほど遅れて後から乗り込んできたわけである。
なぜ、リーメントは人気を獲得できたのか。
その理由こそリーメントの特徴ではないだろうか。
調べてみた。
結果、クオリティの高さだった。
ほかはシルバニアファミリーのほうが優れている部分が多いと思う。
たとえばリーメントはシルバニアファミリーに比べてちいさく展開されていて、だいたい1つの商品が小箱8つで完結している。つまり全く同じ世界観、サイズ感でまとまっているのは小箱8つだけ。
さらにリーメントにはお家などの建物系の商品はないし、お人形もないし、特殊な世界観があるわけでもないし……。
と、ぱっと見では無い無い尽くしなのだけど、
クオリティがマジで最強である。
シルバニアファミリーすら敵ではないほどに、とにかく精緻。
そして例えばコーヒーミルを分解できたり、
飲み物を分解できたりと、
ミニチュア好きの心をくすぐるのが天才的に上手い。
これを作った人はミニチュアを愛しているんだろうなという熱量を感じる。
商品を手にしたお客まで共鳴させてしまうようなパワーがある。
シルバニアファミリーが王者なら、リーメントは職人。
眺めているだけで情熱や努力やプライドをバシバシ感じる。
というわけで。
ここまでシルバニアファミリーとリーメントを比較するような書き方をしてきたけれども。
どちらが良いというわけではなく、どちらもいい。
シルバニアファミリーとリーメントは相性がいい。
シルバニアファミリーが「お家+小物ちょっと」とか「家具+小物ちょっと」という組合せで商品を発売しているのに対し、
リーメントは「小物ばっかり超大量」なセット内容なので、
シルバニアファミリーのなかにリーメントを混ぜこむと、ごちゃっとした生活感が出て最強になる。
→「PATISSERIE Petit gateau」のレビュー記事はこちら。
そしてリーメントの商品は「和風」「洋風」「現代日本風」などテーマがさまざまなので、何を選ぶかによってシルバニアファミリーのお人形たちの暮らしぶりがガラリと変わってくるのも面白い。
→「Let’s go! Weekend Camp!」のレビュー記事はこちら。
車にのせても可愛い。
そんなわけで。
リーメントの特徴はゴリゴリに高いクオリティ。
そしてシルバニアファミリーと相性がいい。
リーメントの価格は小箱8つ1セットで5,000円前後と安くはないものの、1回の飲み会+交通費と同じと考えれば決して高くはない。
どうせなら飲み会の帰り道に見つけたニットを1枚我慢してシルバニアファミリーのお家(2,000円)もゲットしてしまおう。
忙しい現代人のアナタ。
このへんで一回心を潤すために、ぜひ軽率に手を出してみてはいかがだろうか。
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