赤い屋根の大きなお家と、あかりの灯る大きなお家の違い。

2020年11月8日

赤い屋根の大きなお家と、あかりの灯る大きなお家。

一言では違いを説明できないほどややこしい。

というわけでいっそ時代順にその歴史を振り返っていこう。

「赤い屋根の大きなお家」と「あかりの灯る大きなお家」の、ややこしい歴史。

まず、1995年。

シルバニアファミリーの歴史がはじまった1985年からちょうど10年後、「赤い屋根の大きなお家」が発売された。

その後マイナーチェンジで色がすこし変わったりもしたらしいけど、とりあえずざっくりとこの形のお家を「初代・赤い屋根の大きなお家」と呼びたい。

「初代・赤い屋根の大きなお家」には照明は無かった。

シンプルながら第2次シルバニアブームの火付け役となったほどの人気ハウスである。

現在は発売されていない。

そして時は過ぎ、

2004年。

「あかりの灯る大きなお家」が発売された。

向かって左側の1階2階に、本当にあかりを灯せる

パカパカと90度まで開閉することもできる。

歴代ハウスのなかでも、公式がここまで新しいデザインをばーんと打ち出してくることは少ない。

あかりを灯せる機能がお家についているのは私の調べた限りではシルバニアファミリー史上初だ。

公式の力の入れようもすさまじく、発売後にこまかい部分のリニューアルを3回も行っている。

そして現在は発売されていない。

さて。

1995年に発売された「赤い屋根の大きなお家」という名前と、

2004年に発売された「あかりの灯る大きなお家」のデザイン

両方を合わせたようなかたちで、

2017年、「赤い屋根の大きなお家」が発売された。

非常にややこしいのでこの記事内では「現・赤い屋根の大きなお家」と呼びたい。

「初代・赤い屋根の大きなお家」「あかりの灯る大きなお家」は現在発売されていないけれど、「現・赤い屋根の大きなお家」は現役バリバリ発売中である。

デザインは「あかりの灯る大きなお家」と似ているものの、よく見ると異なっている。

機能的にも変わった。

お家が180度まで開閉できるようになり、照明をともせる部屋は向かって右側の1階2階になり天井ではなく壁が光るようになり。

あとは屋根や2階のお部屋を取り外せたり、壁に穴が開いていたり。

という感じで色々と変化している理由の軸をさがしてみると、大々的に追加されたジョイント機能に行き着く。

ほかのお家たちとジョイントして大豪邸をつくりあげたり、

お店とジョイントしたりできる。

むしろ土地なのではと疑うほど色んな建物をのせられる仕様である。

その際、ほかの建物と不自然さなくジョイントできるように屋根を外せたり、行き来できる用の穴が壁に開いていたりするのだ。

ベースは「あかりの灯る大きなお家」のデザインをそのまま受け継いでいるけれど、ジョイントしやすさを軸にみっちり練り直されているように思う。

この「現・赤い屋根の大きなお家」が発売された2017年以降、シルバニアファミリーのジョイントはぐんと進化した。

そんなわけで。

ややこしい歴史は以上である。

まとめ

1995年 「初代・赤い屋根の大きなお家」発売

2004年 「あかりの灯る大きなお家」発売(照明がつき、パカパカ開閉できる)

2017年 「現・赤い屋根の大きなお家」発売(ジョイント機能が大々的に追加された)

「初代・赤い屋根の大きなお家」と「あかりの灯る大きなお家」は言ってみれば「現・赤い屋根の大きなお家」のご先祖さまである。

いま発売されているのは「現・赤い屋根の大きなお家」のみ。

ご先祖さま2つをゲットしたい場合はメルカリなどで中古を探す必要がある。

とはいえこれから大きなお家をゲットしてみたいという方は、とくにこだわりが無いのであれば「現・赤い屋根の大きなお家」をオススメする。

現在はシルバニアファミリー自体が全体的にジョイントを推しているので、色んなお家やお店がジョイントを見据えた設計になっているのだ。

うっかりハマって収集したとき「現・赤い屋根の大きなお家」のほうが楽しめる。

「現・赤い屋根の大きなお家」はレビュー記事を書いているのでよければぜひ

そして。

この記事では書ききれなかったことがたくさんある。

歴史もざっくりとずいぶん省いてしまった。

歴代のすべてのハウスをまとめた記事もあるので、くわしい歴史を眺めてみたい方はよければぜひ。

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