【レビュー】いっぱい乗れるよ!ピクニックワゴン(型番V-06)。

2020年10月29日

2020年の新商品。

Amazonの予約注文にて2,802円でゲットした。

一年ちかくちまちまシルバニアを集めてきたものの、車は初めてだ。

きいちご林のお家と。
はじめてのシルバニアファミリーと。
赤い屋根の大きなお家と。

ざっくり総評を言うとすれば、このワゴン、とにかく守備範囲がひろい。

ドライブにピクニックに、出張パン屋さんに、さらにはちょっとしたベビールームにと、そのオールラウンダーっぷりに驚いた。

造形美はもう一声ほしい感じがするけれど使い勝手はバツグンだ。

そして極小スペースでシルバニアを楽しめる。

これからシルバニアをはじめる人にも、「もうシルバニアに割けるスペースは30cmしかない」という人にも、ぜひこの記事を読んでほしい。新しい車の魅力に気づいてもらえるはず。

というわけで今回もくわしくレビューします。

セット内容

セット内容は写真にうつっているものたち。

そして、

おなじみの小冊子「森のおはなし」。

ストーリーはショコラウサギ家が車をゲットして、車でお出かけするというもの。これを最初に読むと車に愛着がわく。

各パーツの説明の書かれた紙も入っているけれど、これを載せると分かりやすすぎて私がレビュー記事を書く必要がなくなるので載せない。

セット内容をひとつひとつ見ていこう。

まずは本体。

ラブリーなピンク色だ。じゃっかん寒色寄りのパステル。

なので第一印象は超キュートなのだが、バンパーはグレー、車内はベージュでさらっと締められているので、大人っぽい上品さもある。

素敵な色合い。(私がカメラ音痴なせいで、写真は少し暖色ピンクに見えるかもしれない。公式サイトやAmazonの宣伝写真はちゃんと色味がわかるので購入を考えている人は要チェック)

形は奇をてらっていない感じが好き。

こまかい文句を述べるならばヘッドライトやドアハンドル、ホイールあたりにもうちょっと凹凸や色がほしかったけれど、全体的には大満足だ。

ただひとつショックだったのはドア。

ドアが開かない。

シルバニアのほかの車の宣伝写真を見てみたら、ドアが開くデザインの商品もあるし、開かないデザインの商品もあるらしい。

今回の「いっぱい乗れるよ!ピクニックワゴン」はお店になるという新しい武器を持っている。

その武器を搭載するためには、予算的にドアの開閉は厳しかったのかもしれない。

裏側は、車内と同じベージュ色。タイヤはちゃんとスムーズに回る。

ナンバープレートはシール作業。貼りやすかった。

「LOVELY」とそのまま書かずに、もじって数字を混ぜているのがイイ。

海外のナンバープレートっぽい。

前から車内を覗くとこんな感じ。

黄味がかったあたたかみのあるベージュ色で、シルバニアによく馴染む。

もし車内が本物の車みたいに黒やグレー基調だったら、ぜったいこんなに惹かれない。

デフォルトは左ハンドル。ぐるぐる回せる。

ハンドルは右側にさすこともできる。

引き抜くのが超かたかった。

ハンドルはそうそう付けかえる物でもないから、カンタンに抜けないのは逆に安心かも。

シートはこの写真の後部座席×2が取りはずし自由。

運転席と助手席は外せない。

この後部座席は、背もたれを手前に倒すとチャイルドシートになるという代物だ。

赤ちゃんを3人乗せられる。

ベルトはくっきりしたレリーフ。

さらにシートは前向きにも後ろ向きにも置けるのでボックス席を作ることもできる。

ちなみに公式は、ボックス席にしたうえで全てをチャイルドシートにするという最強の形を「赤ちゃんわいわいスタイル」と呼んでいる。

赤ちゃんわいわいスタイル。

そして、公式がアピールしているこのバックドア。

すっと引き抜いて、

ぱかっと開いて、

テーブルになる。すごい。

テーブルに置くものたちもセットに含まれている。

ドリンク・お皿・チーズ・クロワッサンが2つずつ。

お皿はちゃんとかたくて裏には高台がある。チーズやクロワッサンの凸凹した質感も丁寧で、個人的に小物たちのデザインがすごく好きだった。

ドリンクは裏側に穴があいていて、手に持たせられる。

この穴は子ども人形専用サイズらしい。

たしかに子ども人形にピッタリ。

赤ちゃんにも持たせられた。抱えてるみたいで可愛い。

大人サイズの人形もいけるんじゃないかと思ったけどちゃんと無理だった。

ドリンクをドリンクホルダーに入れると、穴はきれいに隠れる。

ちなみにテーブルに置くものたちは、

バスケットにしまうこともできる。

ぱか

バスケットにはお皿をしまう専用のスペースがある。

私には、こんなにおしゃれなバスケットでピクニックをした記憶はない。

キャリア。

ワゴン本体にぱこんと乗せるだけ。一応引っかけるツメはあるものの、しっかりはまったという感覚がない。

ずらそうと思えばカンタンにずれる。

何の気なしに裏返してみたら、

プレイマットだった。

Amazonでも公式カタログでも、キャリアには一言も触れていないから普通のキャリアだと思っていたら。

粋。

すばらしい。

あそんでみた

ドライブ。

大人サイズの人形を座らせた時、本物のシートみたいにしっくりおさまった。

ハンドルの位置もピッタリ。

バックドアをテーブルにできるとか、パン屋さんとジョイントできるとか付加価値をつけて発売されている車だけど、本来の車としての性能がすごくちゃんとしていて感動した。

かたいシートなのに、自分が本物の車の助手席にすわったような、ぴったりおさまる感覚がよみがえってくる。

そしてパン屋さんとのジョイントもしてみた。

さすが、よく馴染んだ。

看板がワゴンにぴったりサイズなのはもちろん、棚もぴったりおさまるし、全体的な色味も合う。

私はあまのじゃくなので、ふだんタウンシリーズの家具をビレッジシリーズのお家に置いたりして遊んでいる。セット外の小物をつめこんでひとつのセットみたいに並べてみたり。

そういう遊び方のほうがある意味では安上りだったり、あとたまに「マジでよく合う家具同士」などを見つけたりして楽しいのだが。

公式のジョイント、やっぱり強い。

マジで強い。

合わせたときのしっくり感がダテじゃない。

赤い屋根シリーズもそうだが、いまシルバニアでジョイントを謳われている物たちは間違いがないなと思う。

うまそうなものたち

ワゴンのセット内容であるチーズやドリンクも、パン屋さんのパンとよく馴染む。

そして地味にうれしかったのが、

パン屋さんのパンをつめてバスケットを満タンにできたこと。

これだけつめても、ちゃんとフタは閉まった。

さて。

私は気づいた。

パン屋さんとジョイントしない場合、車のなかが寂しいのではないかと。

キャリアをプレイマットに、バックドアをテーブルに、後部座席をベンチにしてピクニックを楽しんでいるとき、ワゴン本体は寂しいことになっている。

このワゴン、けっこう中が広いのだ。

がらんどうは寂しいなぁとためしに家具を入れてみたら、

予想外に楽しかった。

ふつうの家具を置くとぎゅうぎゅうなので、家具の小さいベビールームに丁度いいくらい。

まとめ

ドライブにピクニックにお店に、そしてちょっとしたお家がわりにまで。

このワゴン、なかなかオールラウンダーで使い勝手がいい。

造形美はもう一押しあれば最高だったけれど、2,802円という値段と、そして使い勝手のよさをふまえれば大満足。

ワゴンの値段は、お家「はじめてのシルバニアファミリー」や「きいちご林のお家」などと比べると500~1,000円くらい高いけど、極小スペースでシルバニアを楽しめるのは強い。

これからシルバニアを始める人、もう収納に余裕がない人。

この車おすすめです。

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