お城のゆめいろゆうえんち(型番コ-66)レビュー。

2020年10月29日

「そうだ、赤ちゃん沼に踏みこもう」

というわけでAmazonにて5,263円で予約注文した。

届いてびっくり、予想の3倍くらい箱が大きい。大人が両手で抱えるサイズである。

あまりにびっくりしたのでお家「はじめてのシルバニアファミリー」と比べてみた。

そして「きいちご林のお家」と。

デカい。

誕生日やクリスマスのプレゼントで重量感がほしい場合に大満足なサイズ。

セット内容は、いままでのシルバニアファミリーが好きだった人にとっては好みが分かれるデザインだと思う。

最大の強みは写真うつりの良さだ。

くわしくレビューしたので見ていってもらえると嬉しい。

セット内容

パーツ数が多いので、まずはざっくりとご紹介。

セット内容は写真のものたち(赤ちゃん3人つき)と、

小冊子。読むと、このゆうえんちがどういうストーリーで完成したのかわかる。

あとゆうえんちの組立て方などが書かれた紙も入っている。

この紙は、写真を載せるとわかりやすすぎて私がレビュー記事を書く必要がなくなるので載せない。

というわけでセット内容はざっくり以上である。

ついでにざっくりと感想を述べるならば、私の知っているシルバニアファミリーとはまったく違った。

むきだしのプラスチック然り、パステル調のゆめかわいいカラーリング然り、まったくの新しい世界観である。

とはいえ私の知っているシルバニアファミリーは全体のほんの一部にすぎない。もしかしたら1990年代のおとぎの国シリーズを知っている人などは、懐かしい感じがするセットかもしれない。

私は、初見では戸惑いが勝った。チープだなと。

しかし写真を撮っているうちに好きだなと思えた。

お家や家具よりもカンタンにきれいに撮れるからだ。

そして写真と実物を交互に見ているうちに、ゆめいろなカラーリングや現実離れしたデザインが、むしろチープな質感を味方につけているような気さえしてきた。

私の浅いカメラ経験からするに、ゆめいろカラーはスマホの自撮りアプリで撮るのが最強だと思う。

さて、それではひとつひとつ細かく見ていこう。

まずは赤ちゃん3人。

全員ふたごちゃんサイズのおすわりタイプで、ドレスっぽい、おそろいチックな服を着ている。

まんなかのパンダの赤ちゃんは今年新発売のファミリーだ。

そしてゆうえんちは、

組み立て式。まずはベースと本体を、

バチンバチンと音がするまではめる。

この土台に各アトラクションを取りつけていく。

取りつけ方は基本的に「押しこむ」だけ。

各アトラクションを見ていこう。

お城と旗(大)。

テッテレー。

かんらん車のゴンドラ。

テッテレー。

裏側のツマミを回すと観覧車もぐるぐる回る。スピードを出すとゴンドラごと吹っ飛ぶゆるめ構造。

ちなみにゴンドラは、

ちゃんと扉が開く。

ロケットと流れ星。

手で上下に動かすことができる。

地面についているときは炎が出ていないけど、

発射すると炎が出てきて、

尾っぽが下がりぎみの流れ星にロケットの先端があたると、

テッテレー。

バイキングと波。

テッテレー。

裏側のツマミでゆらゆら揺らすことができ、バイキングが揺れると波もカタコト揺れる。

木目や帆の質感がリアルなせいか、昔行ったゆうえんちの記憶が続々とよみがえってくる。

としまえんのバイキングで膝が爆笑したのはいい思い出です。

波パーツのちかくのベースをよく見てみると、

貝殻やヒトデのレリーフが。

凝っていて非常にグッド。

ゴーカート。テッテレー。

うさぎとパンダのモチーフ。色合いがゆうえんちに馴染んでいて可愛い。よくみるとシートがあったりハンドルがついていたりする。

車のうしろについている腕で連結させることができる。

しかしこの連結はゆるゆるポンコツなので、しずかに引っ張るときしか機能しない。

ちなみにゴーカートは、各ファミリーのふたごちゃんとセットになっている車とも連結できるらしい。

私は一台だけ持っているのでためしに連結させてみた。どちらも可愛いけどゴーカートと車では見た目のテイストが違いすぎて合わない……。

ふたごちゃんの車を何台も持っている人がいたら絶対たのしいと思う。

というわけでアトラクションは以上。

おかしのお家から、
裏側にー

どーん。

全体的に階段がちりばめられている。真っ白プラスチックながら凝ったレリーフで、単調な印象はなかった。

この裏側に赤ちゃんをのせていくと、約30人並べられるらしい。すごい。

左下はカフェという名のテーブルとイス。

しょぼい。

いままで私の知る限り、シルバニアファミリーのテーブルとイスはどれをとっても精巧でおもちゃとは思えない造形美だった。

私はそういうシルバニアの家具が好きだったので、こののっぺりしたテーブルとイスを公式がカフェと謳っているのはちょっと寂しい。

だからといって手抜き商品なわけではない。

プラスチックのつやつやした質感を活かした世界観になっている。

「ゆめいろ」という名前のとおり、現実離れした夢のなかのようなシルエット&色合い&質感で、これはこれで統一されている世界観なのだ。

だからまぁ、よく考えればテーブルとイスがこのデザインになっているのも分かる。

そんなわけで私のなかで「チープ」「だがそれも魅力」と賛否両論が同時に巻き起こされているゆめいろゆうえんちの世界観。

自信をもって一つ言えるのは、写真にうつすとよく映えるということ。

写真映えがいい。

これは脳内会議で満場一致だった。

つまり写真映えこそ「お城のゆめいろゆうえんち」の最大の魅力だと私は思う。

セット内容の紹介はこれで終わりにして、つぎは「写真映え」の魅力をご紹介したい。

「写真映え」という魅力

シルバニアファミリーというのは突き詰めていくと、本来は「写真を撮るためのもの」ではない。

遊ぶためのドールハウスである。

私はそんなシルバニアファミリーの写真をばしゃばしゃ楽しく撮りまくっているわけだが、「撮るためのものではない」ゆえに「撮りにくい」ことはよくある。

特に、新鮮味のある写真を何パターンも撮るのはむずかしい。

たとえば家具を並べて、そこに人形を置いて、かわいい写真が1枚撮れたとしよう。そこまではいい。

でも、人形を動かしてみても、撮るアングルを変えてみても、2枚目3枚目はなんだか似たり寄ったりになってしまって新鮮味がないのだ。

そこで家具配置を変えてみたり、もっと素敵な角度を探したりと、手間をかける。

もちろんそういう手間が楽しいからやっているのだけども、こういう手間がなぜ必要なのか「お城のゆめいろゆうえんち」をゲットして初めて気づいた。

「撮るためのものではない」からだ。

今回「お城のゆめいろゆうえんち」をゲットして、このゆうえんちはもしかして写真を撮ることまで計算して作ったものじゃないかと思った。

驚くほど簡単に、何パターンも写真を撮れてしまう。

このゆうえんちは白基調で陰になる部分がないので、お家とくらべると明るさもダントツだ。

何も考えずに綺麗な写真が何パターンも量産できてしまうなんて、そんなことがあるのか。

たとえばディズニーランドでは、公式が設定している「フォトスポット」に立てば何も考えなくてもきれいな、バランスのいい風景を撮れる。

「カメラを構えてみたら山しかうつらなかった」とか「遠すぎて全てが豆」とか「なぜか真っ茶色」ということがなく、きれいに撮れる。

計算されているからだ。

「お城のゆめいろゆうえんち」も計算されている気がする。

きれいに撮れるのは、公式が「写真を撮る」という目的を少なからず視野に入れたからだと思う。あくまでも憶測だが。

そして私は撮った写真をイラストソフトで編集しながら「どうすれば可愛く見えるかな」と明るさなどをいじっていた。

明るくて淡い感じが似合うなぁと思った。

明るくて淡い感じ……だと……?

ふと思い立ち、スマホの自撮りアプリで撮ってみた。

この2枚はまったく編集加工していない。

まったく手間をかけていないのに、色合いが綺麗。

パステルが映えている。

びっくりだ。

びっくりだよ!

一眼より映えてるじゃねぇか!

というわけで、盛大に時間をかけた結果「自撮りアプリでめちゃくちゃ綺麗に撮れる」ことが分かった。

一眼のほうが全体的に歪んでいなかったり画質が良かったりするけど、「ゆめいろ」な空間はスマホのほうが綺麗に表現できる気がして正直ちょっとくやしい。

シルバニアの赤ちゃんが好きで自撮りアプリを使っている人は、ぜひこのゆめかわいい空間を撮ってみてほしい。

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