ムーミンコミックス展に行ってきたレポート。
ムーミンコミックス展を見てきた。
というのも、ムーミンショップでぬいぐるみを買ったときお会計で「よければどうぞ」と招待券をもらったのだ。
「えタダなの?」
と衝撃をうけつつ喜び勇んでルンルンで行ってきたのでそのレポートです。
基本情報
開催スケジュール
私が行ったのは東京の松屋銀座(2020/09/24~2020/10/12)。このあと日本各地をまわり、2020年6月にまた東京へ戻ってくるらしい。
チケット
〇一般は前売り900円、当日1,200円。どちらも日時指定。
〇招待券を持っている場合はローソンチケットで入場整理券(無料の日時指定)を発券して、会場入口で両方を見せる。
地域によって変わるかもしれないので、ざっくりとご参考までに。
ムーミンコミックス展に行ってきたレポート。
ひととおり見てまわって1時間くらいだった。会場内は撮影禁止。
そしてマスクは忘れずに。
会場内では額縁入りの原画がキレイにずらーっと並んでいる。
ほとんどはA4くらいなサイズ感の白黒のイラストやコミックス原画で、シンプルに淡々と並んでいた。
地味といえば地味。
その地味さによって絵の上手さが際立っていた。
印刷されている本やエンタテイメント的に披露されているものだと無意識に、
「絵が上手いのは当たり前」
という前提で受け取ってしまうけど、シンプルな紙にシンプルなインクで描かれている物がシンプルに並んでいるのを見たらびっくりするほど絵が上手いことに気づいた。
紙とペンだけでひとつの世界観を作り上げるというヤバさを目の当たりにした。
いままで「原画」というワードに魅力を感じたことはなかったのに。
感動した。
原画なので、書かれている文字は英語(初期はスウェーデン語……?)。
私には何が書いてあるのかサッパリだったけど、たまに日本語訳がキャプションのように付いているのでなんとなく話の流れは分かった。
ムーミンの絵柄そのものが好きなので細かい意味が分からなくても退屈はしなかった。
四コマ漫画といえど「お金持ち」や「戦争」など、わりと風刺的なテーマが多め。
私はあまり頭がよろしくないし経験値も笑うほど低いので、
「戦争ってなんか国と国の政治的なアレがどうのっていう難しい話でしょ」
とテレビのニュースなどは最初から耳が休んでしまう傾向にある。
でもムーミンはそういうテーマを分かりやすい身近なエピソードに落とし込んでいるから、風刺としてとても分かりやすかった。
会場内はそこそこ混んでいた。平日の昼間とは思えないほど。
ちょっと混んでいるゾーンでは、行列が少しずつ進むみたいにある程度人の流れに乗って鑑賞するくらいの混み方。
お客さんの割合は女性が多めだけどさほど偏らず、老若男女問わず。
一人で来ている人もいれば二人連れや三人連れの人もいて、みんな静かに原画を見ていた。
図書館みたいにシーンと静かな雰囲気だ。
会場がおわるとすぐに広めのお土産コーナーが。
マグカップやモバイルチャージ、本革ペンケース、書籍、お菓子などなど。
ムーミンコミックス展限定のグッズもあればそうではなさそうな物たちもどっさりだった。
大量のお土産たちに見送られるような格好で外へ出ることになるのでラストまで満足感がすごい。何も買ってないのに。
そして同じ階のテラスにはニョロニョロがいた。
ここにはソファもあって、意外と空いていたのですこし座って休んでから帰ることに。
1時間くらい立ったまま見て回るとひきこもりの体は疲れたけれどもそれより穏やかな満足感が勝った。
ムーミンコミックス展、楽しかった。
とくべつ派手な見せ場もパッと人目を引くような装飾もあんまり無いけど、とにかく淡々と浴びるように原画を見られる。
派手ではないけど行って損はしないと思う。
この記事を読んでくれたあなたも、足を伸ばせる範囲にムーミンコミックス展がやって来たときはぜひ。
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