シルバニアファミリー歴代のウサギぜんぶまとめた。
『シルバニアファミリー展 大図鑑』という本をご存知だろうか。
シルバニアファミリーの1985年から2019年までに発売された(ほぼ)すべての商品が載っているという魔法みたいな本で、かつての広告の写真などもたくさん見られる。
ので、それらの写真を見ながら歴代のウサギ6種類をぜんぶまとめてみた。
海外版や地域限定、ファミリー以外の発売(例:赤ちゃんだけ発売)などはすべて除外したけれど、ここまでスッキリ少なくなるとは思わなかった。
残念なことに私は新参者なので、この記事に書いてある情報のソースは大図鑑とネットのみ。
手元にないファミリーは愛を込めた二次創作ですさっそく行ってみよう。
Contents
歴代のウサギファミリー全6種類
1985年 ウサギファミリー(グレータイプ)
名前のとおりグレー単色のシンプルなウサギ。
1985年に登場した初期ファミリー(全9種)のうちのひとつであり、シルバニアファミリー初期の主役を担っていたファミリーだ。
大図鑑でその姿を確認できるのは1997年まで。
しかしちょっとだけ姿を変えて00年代後半くらいまでは公式の色んな写真に登場しているので、シルバニアファミリーと言えばグレーのウサギを思い出す人も多いかもしれない。
1985年 ウサギファミリー(ブラウンタイプ)
こちらも名前のとおりブラウン単色のシンプルなウサギ。
グレータイプのウサギと同時に発売されたもののイマイチ地味なまま、ひっそりと姿を消したらしい。
理由はわからない。個人的には色が濃いのも一因かなぁと思う。
ウサギだけでなく、クマもリスもネズミも時を経るごとに柔らかい色合いのものが発売されるようになる。
そしてシルバニアファミリーは中期以降(個人的な感覚としては2000年を過ぎたあたりから)、お人形に限らず家具も全体的にやわらかいデザインに変わっていく。
このシンプルな濃い茶色は、初期ならではの素朴さと言えるだろう。
1986年 ウサギファミリー(アイボリータイプ)
きなり色の単色ウサギ。
右耳だけたれているのが特徴だ。
大人気になったらしいけれど、大図鑑に載っているかつての宣材写真たちを見るかぎり主役はあくまでもグレータイプ。
主役の看板を背負わなかったのがぎゃくに功を奏したのか、ちょこっと姿を変えて現在まで残っている。
人気はめちゃくちゃ根強そう。
シルバニアファミリーと言えばで思い出すのは先ほどご紹介したグレーなウサギか、このアイボリーなウサギのどちらかという人がいちばん多いと思う。
1999年 わたウサギファミリー
鼻と耳の中がピンクで、頬から下が白いウサギ。
おそらくグレータイプが姿をちょっと変えただけ。
というのも、大図鑑ではグレータイプが写真にうつっているのは1997年までで、1999年からはこのわたウサギが主役の座を引きついだようにバンバン写りはじめる。
そしてグレータイプとわたウサギが一緒にうつっている写真は一枚もなかった。
シルバニア村に暮らす別家族というよりはもう、
「グレータイプがリニューアルしました」
みたいな立ち位置かなと思う。
2007年に現在の主役であるショコラウサギが登場すると数年のうちに公式写真にうつらなくなる(赤ちゃんをのぞく)。
何かが悪くて廃盤になったとは考えにくいので、新旧の主役をきっぱり入れ替えよう的なアレでわたウサギが姿を消したんじゃないだろうか。
2002年 みるくウサギファミリー
きなり色だけど右耳が垂れておらず、鼻と耳の中がピンクのウサギ。
たぶんアイボリータイプがちょっと姿を変えただけ。
2006年にビギナー向けセットというポジションで活躍の兆しを見せるものの翌年ショコラウサギが登場してビギナー向けの役割をごっそり丸ごとぜんぶ持って行かれただけではない。
ショコラウサギはそのままの流れで圧倒的主役ファミリーになってしまった。
というように、大図鑑を眺めているとみるくウサギは00年代前半から半ばにかけて「時代をつかみそこねた」感のあるムーブを見せている。
それでも今なお現行版のカタログに載っているという猛者だ。
私の子ども時代にロマンを与えてくれたみるくウサギ。さいきん再びゲットしたけどやっぱり素敵。
2007年 ショコラウサギファミリー
圧倒的主役。
ビギナー向けお家セットにはじまり、大きなお家や小さなお家、そして車まで。
カタログを見ると何から何までショコラウサギだ。
私は昔のカタログを見たことがないので、たとえばグレータイプのウサギがどんなふうに写っていたかは分からないのだけど、それでもショコラウサギが最高レベルの推され方をしているのは分かる。
なにも考えずに手を出せば大体ショコラウサギをお迎えする仕組みになっている。
例にもれず私も大人になってから初めて手にしたのはショコラウサギだった。
面白いのは、そのデザインの新しさだ。
たとえばわたウサギはグレータイプの後継者だし、みるくウサギはアイボリータイプの後継者。
ショコラウサギ登場までは、もともと人気のあるウサギを少し時代に合わせてリニューアルして新たに売り出すという流れに20年くらい費やしている。
それが2007年、真新しい色合いのウサギをバーンと売り出して人気の様子を見ることなくそのままビギナー向けのポジションに就かせているのだ。
自信があったのだろうか。
現在のキラキラ加減を見るに、少なくとも数年はショコラウサギの座は揺るがないと思う。
今後もその活躍を見守りたい。
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