前回に引き続き実験っぽい空気が漂うものの、よりレトロな3種目。
入っていたもの
まずは箱を開けて、
セット内容を教えてくれるミニシートを取り出す。このミニシートを開くと、
オマケの紙パーツが。
古い魔術書と、植物の博物画。ドールハウスの壁にぺたぺた貼っておけば雰囲気づくりに一役買ってくれそうだ。
そして3種目のタイトルにもなっている、
魔導書。
読み取れる部分だけグーグル先生に聞いてみた。
どうやら左側のページはドイツ語で、右側はルーマニア語で書かれているっぽいのだが、内容については超部分的に「お粥」とか「魔法の雨」とかを拾えた程度でほとんど分からなかった。
魔女や魔法使いが友達にいればくわしく聞けただろうに人脈もない。仕方ない。
表紙側も凝ったつくり。
仰向けに置いてもうつ伏せに置いてもサマになる。まわりにオマケの紙パーツを散らせば勉強中の雰囲気も演出できそうだ。
本パーツとしては大きめだけど使い勝手はよさそう。
この魔導書を読みながら使う道具が、
薬研。
わりと重くて安定感がある。三足は独特なかたちだ。
ちょっとググってみたところ織田信長公が愛用していたという「三足の蛙」なる香炉があるらしいのだが、それに似ている。
この薬研の足も水かきのある蛙っぽい足なので、もしかすると「三足の蛙」を参考にしたのかもしれない。
しかし写真奥の足はよく見ると足ではなく尻尾。
架空の生き物を模したレトロな薬研とは、なかなかに素晴らしい物を手に入れてしまったのではないだろうか。
ちなみにこの薬研、
葉っぱを入れて、
じっさいにゴリゴリできる。
見た目のクオリティも高いのに触って遊ぶこともできるなんて。
あとは、
草の束もある。おそらく春一番で乾かしたハーブ。
これも薬研の隣に置いておけばよりリアルな薬作りを再現できるだろう。
ちなみにこの草をそばに置きたくなるアイテムがもう一式あるのだけど、それが、
試験管。
ちゃんと台にセットできる。
中に入れるのは、
夏の空を写した鉱石と、(たぶん)秋の雲を纏う薬草。
ロマンチック。試験管越しに透けて見えるのがミニチュア好きにはたまらない。
ちなみに1本残った空の試験管には本来ミニシートを切り取ったものを入れられるらしいのだが、ミニシートには「ここを切り取ってね」的な指示が無かったので何となくそのままにしている。
これはこれで良い。
ちゃんとコルク栓もあって、
完ぺきなビジュアルに仕上げることができる。
2種目の理科室っぽいアイテムたちと混ぜて遊んでも楽しそうだ。
という風に、魔導書を片手に薬研をゴリゴリして試験管とにらめっこしながら作ったものが、
ポーションになる。
薬草っぽい色合いなのがまた粋だ。フタをしめて、
できあがり。
フタは超小さいので紛失する前に接着剤でくっつけてもいいかもしれない。
ぜんぶ合わせるとこんな感じ。
3種目のパーツたちは「魔女の住む家」全体で見た時にはどれをとっても目玉アイテムではないのでパッと見はちょっと地味な気がするけれども、名脇役ぞろいだった。
あそんでみた
「魔女の住む家」全種開封したあとはこんな感じになる。
魔導書と薬研は左奥のかまどの手前。試験管は右奥の作業台の下に置いてみた。
魔導書はちょっと無理をすればシルバニアのお人形に持たせられる。ケイトさん可愛い。
草の束は刺繡糸をくくりつけて、S字フック(6種目に入っていたもの)で作業台から吊るしてみた。生活感が出たんじゃないだろうか。
足元の薬研は暗色の床と合わさると重厚感が出ていい雰囲気だ。
試験管は窓辺に置いたら景気よく白飛びしてしまったけれどもまぁいいだろう。
キットのドールハウス(改造済み)にも並べてみた。
私も読まない方がいいんじゃないかと思うよ。
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