すこし前、こちらの記事でぬい撮り背景につかえる100均アイテムをちょこっとご紹介した。
あれから、
「もっと何かあるだろう!」
と試行錯誤してみたところ、家にあるモノや100均にあるモノで使える背景たちがざくざく見つかった。
あなたのぬい撮りにもお手軽にバッチリ役立つはずなので、ぜひ見ていってくれたら嬉しい。
Contents
ぬい撮り背景に使いやすいモノの共通点
まず最初に、使いやすいモノの共通点をざっくりふたつ。
ひとつめは、淡くて明るい色のモノ。
1年以上ぬい撮りをエンジョイしてきたけども、淡くて明るい色をうつした写真はやわらかい印象になるし、濃く暗い色をうつした写真はきつい印象になるなとしみじみ思う。
もちろん、どちらが良いとかではなくてどう撮りたいかで選べばいいのだけど、個人的には「やわらかく明るい」方がより簡単にいい感じに仕上がると思う。
そしてふたつめ。
触った時の質感は「ざらざら」しているモノが撮りやすい。
わずかに表面に凹凸があるものだとナチュラルな質感が出て、ぬいぐるみやシルバニアのお人形などフワフワした質感のものと馴染んでカンタンに自然な生活感が出る。ような気がする。オススメ。
つるつるなモノを背景にすると、いい感じに見せるのにすこし工夫が必要だと思う。
背景を切り抜いたみたいに「無」になるのだ。たとえばスタジオで撮ったふうな写真にしたいときにはつるつる背景がかっこいい。
家にあるモノ
服・カバン
青いシマ模様の布はシャツで、下の茶色はカゴみたいな素材のバッグ。
南国みたいな雰囲気にしたかったので海と砂浜っぽい色にしてみた。
服やカバンをぬい撮り背景にするメリットは色んな素材を楽しめること、しかも家にあるものを組合せ放題なこと。
デメリットは、服やカバンは背景としては面積が狭いこと。
なのでちょっと窮屈な写真にはなってしまうけど、お手軽さはピカイチ。
シーツ
シーツのいいところは淡い色のものが多いこと。そしてサイズが大きいのでひろびろ撮れる。
ゆるんと弛ませて撮ったらイイ感じの写真が撮れた。
➀同じ高さのイスを2つ用意したあと、
➁シーツの両端をそれぞれ洗濯バサミなどでイスの背にくっつけてから、
③イス同士の間隔を調整してイイ感じの弛みを探ってみると、
うまくいくと思う(私はイスの背が見当たらなかったのでベニヤ板を2枚立てて使ってみたらベリーグッドだった)。
シーツのデメリットは大きいゆえの扱いづらさ。
ギュッと畳んでしまってあるシーツを引っ張り出してきてアイロンをかけてという流れにまず20分かかったので、時間に余裕があるときにぜひ。
壁・カーペット
そのまま置いて撮ってしまえというやつ。
壁ならクロス紙などちょっと凹凸のある明るい色のもの、そしてカーペットなら毛足が短くて明るい色のものがオススメ。
この毛足の短さというのが難しいのだけど、目安としては消しゴムを横に寝かせて置いたときちゃんと水平に置けて下側が埋もれないくらい。
ミニチュア家具やぬいぐるみは小さくて軽いので、毛足が少しでも長いと埋もれてしまったり真っ直ぐ置けなかったりする。
いけそうなお部屋があったらとてもお手軽なのでぜひお試しあれ。
100均にあるモノ
模造紙・包装紙
こちらの記事でご紹介した模造紙&包装紙。
模造紙だけで撮ると「無」になるので、非現実的にスタジオで撮ったみたいになるし、
そこに薄めの包装紙を重ねてちょっとした凹凸をプラスしても楽しかった。
いろんな柄の包装紙があるなかでオススメなのは水玉模様や無地。
しま模様などの直線ピッチリな模様は、ちょっとした傾きやズレが目立つので細かいところが気になる方は避けたほうがいいかも。
板
DAISOに売っている板。
サイズの目安としてA4の紙を置いてみた。片手でも軽々サイズなので扱いやすい。
板のメリットは自然な凹凸や木目があること。
背景が「無」になること無くやわらかい印象になる。
できれば何枚かの板を見比べて、より白く木目の印象がうすい板を選ぶのがオススメ。
濃い色の板だと写真がちょっと暗めになってしまうし、ハッキリした木目は背景としてはちょっとうるさい。
そんな感じで板を壁にくっつけて撮るだけでじゃっかんお部屋っぽい画になるのでぜひお試しあれ。
発泡スチロール+α
DAISOの発泡スチロールに、
DAISOのデコパージュペーパーを貼ったら、
こんな感じのすてきな床になった。
ほんとは専用の液を使ってくっつけるらしいのだが、スティックのりでも意外とうまくできた。
発泡スチロールの可能性は無限大。
もうすこしガッツリ工作をしてみてもいいかなという人は、
こんな感じで発泡スチロールを土台にステージをつくってみるのもオススメ。
うしろはステージと同じピンク色の模造紙にして、スタジオで記念撮影した風にしてみた。
このホイップるはレースを作れるのだが、
そのレースがマジで可愛い。
ドールハウス
ミニチュア家具に興味があって「さらにいい感じの写真を撮ってみたくなってきたぜ」という人は、思い切ってひとつドールハウスをゲットしてみるのがおすすめ。
ドールハウスはそれ自体の質が高いので、頭をひねって考えなくても完ぺきな背景になってくれる。
撮影時以外にはお人形たちの収納スペースやディスプレイとしても。
私はシルバニアファミリーのお家を4つ持っているのだけど、そのなかでオススメな2つをご紹介。
街のおしゃれなマイルーム
「ミニチュア何も持ってないけどぬい撮りに興味がある」という人にオススメ。
このお家はシルバニアファミリーのお家としては床面積が激狭だし、雰囲気もシルバニアファミリーっぽくはない。
が、めちゃくちゃ写真映えする。
真ん中の金色両開き扉といい、光をあてるとピンクっぽくなる壁といい、ほどよくレトロ感があって可愛い。
なによりお人形・家具・小物までセットになっている。
ミニチュアを何も持っていないという人が最初にぱっと手を出してみるのにお手軽だと思う。
ただシルバニアファミリーの家具を買い足していくには床面積が狭すぎるので、
リーメントのケーキ屋さんが個人的に大ヒットだったのだけど、ゆくゆくはこんな風に小物メインにぎっしり詰めてみるのがオススメ。
きいちご林のお家
すこし家具やお人形を持っているという人にはこっちのきいちご林のお家がオススメ。
先ほどご紹介した「街のおしゃれなマイルーム」に比べるとシルバニアファミリーっぽい雰囲気が増す。
しかくくひらたくある程度軽く、かなり扱いやすい。
こんな感じのTHEドールハウスな雰囲気を味わえる。
THEドールハウス。
シンプルなお部屋側とは対照的に玄関前スペースは凝った造形だ。
一粒で二度おいしい。
このお家はシルバニアファミリー公式側が「大人向けに」と考えて発売したハウスじゃないかなと個人的に思っている。
もう大人だからという理由でシルバニアファミリーになかなか手を出せないあなたに届いてほしい。
まとめ
そんなわけで、私が背景に使えるなと思ったものたちは、
家にあるモノ
服・カバン、シーツ、壁・カーペット
100均にあるモノ
模造紙・包装紙、板、発泡スチロール
そしてドールハウス。
お手軽なモノからぜひ試してみてくれたら嬉しい。
それでは、楽しいぬい撮りライフを。