シルバニアファミリーを撮るとき、写真の内外で大活躍してくれるアイテムたち。
ぬい撮りのために100均やら雑貨屋やらAmazonやらで散財したものの、よく使うアイテムというのは残酷なまでに限られてくる。
残酷なまでに100均のものばかり。
嗚呼DAISO。
そんなわけでズボラな私が本当によく使うアイテム・背景たちをまとめてみた。
Contents
アイテム
➀発砲スチロール
A4サイズ×3枚。いろんな使い方ができる。
レフ板として使う
お人形の顔に向けて置くだけでパッと明るくなる。かなり変わる。
この写真はストロボ(どでかいフラッシュ)を使って撮っているけれど、窓辺の太陽光でもじゅうぶん実感できた。
超お手軽レフ板だ。
私は白ければ反射すると信じているので、スマホ(白)もレフ板として使っている。
ステージにする
この写真と、
この写真。
ステージはどちらも発泡スチロールを土台にして「ホイップる」でデコレーションしている。
発泡スチロールのぼこぼこした質感が透けて見えてとても可愛い。
土台として使えるくらいの強度があるのに、カンタンに好きな形で切り出せるのがとても便利だ。
屋根をふさぐ
ここからはストロボ(カメラのドでかいフラッシュ)を使う人にぜひ試してほしいのだけど、
私はこんな風にお家の屋根をふさぐのに使っている。(屋根の上にのっているのがストロボ)
屋根をふさいでおくと、「窓の外が明るくてお家の中は暗い」というリアルな光を再現できるのだ。ステキ。
屋根は板で塞いでみたりもしたのだけど、茶色い板を使うと茶色っぽい写真になり、黄色い板を使うと黄色っぽい写真になってしまう。
ストロボの光が反射するとき、板の色に影響されてしまうらしい。
白色がいちばん綺麗に反射すると思う。
さらに発砲スチロールは普通の板に比べてめちゃくちゃ軽いのでめちゃくちゃ扱いやすい。
➁マスキングテープ
ネットで「お人形のホコリ取りに丁度いい」と紹介されているのを見た。
じっさい使ってみたら、ものすごく丁度いい粘着力。
シルバニアのお人形はフロッキー(本体にフワフワの毛をくっつけてある)なので、あまり粘着力が強いと毛が剥げてしまうのだ。
かといって弱すぎると今度はホコリが取れない。
マスキングテープ、ぴったりだった。
100円で何ロールも入っているので勿体なさも感じずジャブジャブ使える。
③ピンセット
ぬい撮りを始めてからしみじみ思ったのは、人間の指って意外と太いんだなということ。
シルバニアファミリーの小物は小さい。
どうしてもココにコレを置きたい!という場合は指だと不可能なこともある。
特に私は不器用なので、ピンセットがあるととてもベンリィ。
④フリル・リボン・レース
フリル・リボン・レースといえば手芸の一部として使うイメージが強い。
けれど、私は手芸をセンスよく完成させられるだけの知識と根気を持ち合わせていない。
何とかならないものかと思っていたら、ほとんど細工いらずでそのまま使えることに気づいた。
切って貼るだけでカーテンに。
アクセサリーに。
そして飾りつけに。
針と糸をまったく使わずに色々活用できてしまう。
バリエーション豊かなので、100均に行ってなんとなく眺めながら「コレをアレにああして…」と考えるだけでも楽しい。
プラスチック部分(シルバニアの家具や壁など)と布とを接着するときは100均の両面テープが使える。
でもオススメなのは粘土鋲「ひっつき虫」(Amazonで200円ちょっと)。
私もツイッターの優しい人に教えてもらって初めて知ったのだけど、付け外しの自由度が最高である。
嬉しいことに同じやつを何度も繰りかえし使えるので、下手するとコスパも100均の両面テープと張り合う。
⑤布
端切れサイズでいろんな柄を売っているのでどんどん買ってしまう。
しかも柄だけじゃなくデニムやら麻っぽいのやらフェルトやら、おそろしや。
ぱっと見みんな普通に布だけど、色々細工を加えたい場合はガン見してなるべく目の細かい柔らかいやつを選んだほうが扱いやすい。
ソファの張替え(布を切ってクッションにかぶせるだけ)も、
カーテン(数針チクチク塗ってツマヨウジに通す)も、
ベッドも、
ベッドも。
シルバニアファミリーはプラスチック物の激ハイクオリティに対して布ものがわりとチープなので、ちょっとハンドメイドを足すとイイ感じに仕上がる。
弱点としては、DAISOの布はボロボロほつれてくる。
100均から話は逸れるが、ほつれにくい布を安く買いたい場合は古着屋さんがおすすめだ。
探せば100円以下の物も結構ある。たとえば、
これは80円くらいで手に入れたキャミソール。
調べてみるとどうやら数年前のブランド物らしい。
しっかりした布でほつれも少ないし、レース部分もしっかりしているのでプチプチと本体から外して使えた。
しかしやはり黄ばみは酷い。
脇下など黄ばみの強いところを避けながらきれいな部分を選んで切り出す必要がある。
古着屋さんは掘り出し物があればいい布を安くゲットできるので最高だけど、手芸用じゃないのでまず「使えるかな」という目で見ながら選ばなきゃいけないし安いほど黄ばみや汚れもある。
何度か古着屋さんを覗いたけれど、そのうち安定安心の100均へ足が向くようになった(100均のほうが近所にあるのも大きな魅力)。
というわけで話は戻り、DAISOの布を使うとなるとほつれと戦わねばならないので私はほつれストップ液を使っている。
端にちょいちょい垂らすだけで全くほつれてこないし、全体的にちょっとノリのきいたパリッとした感じになる。
ほつれ止め液は同じような商品が100均にも売っているらしい。
いままで散々100均を絶賛しておいてアレなのだけど、目で効果を実感できない商品はちょっと不安で「100円でほんとに効くんだろうか…まったく効果がなかったら嫌だな…」と老舗の有名どころに頼ってしまった。
ネットの評判を見るに100均の商品もよさそうなので、これを使い切ったら100均も試してみる予定だ。
そしてこれは完全に余談だが、私は針と糸を見るだけでアレルギー反応が出るので裁縫用ボンドを使っている。
ばっちりくっつけてくれる。
べったり垂らすとかなり硬くなってしまうのが弱点だけど、くっつく強度は大満足である。
「これはボンドだから裁縫ではなくちょっとした工作」と自分に言い聞かせるとさらに楽しい。
これもまた100均に同様の(以下略)。次は試してみたい。
背景
ちょっとスタジオで撮影したみたいなシャレオツな写真を撮りたいときは背景を使っている。
模造紙
マス目が見えないように裏返して使う。
こんな感じ。
ふだん丸めて収納していると広げた時おそろしいスピードで端から丸まろうとするので、両端は手近なもので押さえておく。
3枚ぜんぶ同じ模造紙のうえで撮っている。
光の当たり具合(&編集加工)でずいぶん違う色味に見えるので1色だけでも結構飽きない。
包装紙
私が持っているのは不織布のラッピングシート。
凸凹な質感。可愛い。
かなり透けるので下に白い紙か、さっきの模造紙を重ねて使っている。
いろんな柄の包装紙があるなかでオススメなのは水玉模様や無地。
しま模様などの直線ピッチリな模様は、ちょっとした傾きやズレが目立つので細かいところが気になる方は避けたほうがいいかも。
まとめ
これからぬい撮りを始める人に、いちばん最初に試してみてほしいのは模造紙。
模造紙を背景にして撮ってみてほしい。
ドールハウスなどを背景にして撮ると垂直&水平がちょっと難しいけど、模造紙ならあまり考えずにパシャパシャ撮れる。
スタジオで撮っているような雰囲気でちょっとカメラマンっぽくて気分もいい。
100均の小物(リボンなど)をうしろにぱらぱら散らしても可愛い。
ぜひお試しあれ。
追記:この記事を書いたあと数ヶ月かけて家や100均を漁り、おすすめできる背景を探して10個まとめました。
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